OECD(経済協力開発機構)がScopusを採用
――国家レベルで研究活動を比較し、経済成長戦略の立案に活用――

科学・技術・医学分野の学術出版および情報サービス大手のエルゼビア社(本社:オランダ、アムステルダム)は、2008年10月7日、同社の学術ナビゲーションサービスであるScopusR(スコーパス)が、OECD(経済協力開発機構)に採用されたと発表しました。政策問題に取り組む国際的な政府機関であるOECDがScopusを採用したのは、OECD加盟国における研究活動の評価のみならず、経済発展途上にある非加盟国の分析にも有効であるとの判断によるものです。

OECDは、Scopusのグローバルなデータベースを使用して、研究開発に関する世界規模の最新動向と潜在的なイノベーション開発の機会を加盟国に提供可能となります。Scopusカスタムデータである拡張XMLデータを利用すれば、著者と所属機関のリンク機能などにより、従来に比べ研究活動をより深く分析しやすくなります。OECDの出版物やオンライン・ライブラリーの元データにScopusのデータが加わることにより、加盟国は自国の研究成果物を他国と比較することが可能となります。

また、国境を越えた共著や共同研究の把握にScopusを利用することで、加盟国がグローバルな観点から自国の研究者がどのような役割を果たしているかを明確にすることが可能となります。さらに、政策立案担当者や助成団体、政府や分科会にとって、効果的な経済開発戦略や施策を作成する手助けとなります。

「科学技術は国家の経済成長に必要不可欠です」とOECDの科学技術産業局経済統計分析課の主席行政官である富澤宏之氏は述べています。「Scopus採用の決め手は、先進的な機能はもちろん、世界100カ国以上の学術ジャーナルをカバーする収録範囲の広さにあります。コンテンツと機能の両輪により、OECDは加盟国に対してより高度な統計分析を提供できるようになるでしょう」 「グローバルな競争が激しくなるにつれて、各国政府は研究活動の進展状況をよりよく理解する方法を模索しています」とエルゼビアのScience & Technology事業部のCEOであるHerman van Campenhout(ヘルマン・ファン・カンペンハウト)は述べています。「私たちはOECDに対してこのような形で協力できることを光栄に思っており、加盟国がさらなる経済発展を目指してグローバルな研究視座に立てるようサポートしていく所存です」


【OECD(Organisation for Economic Co-operation and Development、経済協力開発機構)について】
OECDは、1961年の設立以来、世界最大規模かつ最も信頼できる比較可能な統計、経済・社会データを提供しています。収録範囲は国民所得や経済指標、貿易、雇用、移民、教育、エネルギー、保健医療等、多岐に渡ります。民主主義と市場経済を支持するOECDの加盟30カ国は、この情報を政策の比較や優良事例の抽出、政策決定や提言を推進するために利用しています。OECDは、政府機関や社会が、グローバル化に伴う経済や社会およびガバナンスの課題に取り組み、かつ利益を得られるよう支援しています。OECD:http://www.oecd.org/home/、OECD東京センター:http://www.oecdtokyo.org/index.html

【Scopusについて】
Scopusは、研究論文情報を幅広く網羅し、査読ジャーナルや良質なウェブソースを元にした世界最大級の書誌・引用データベースであり、研究活動のビジュアル化や追跡・分析が簡単にできるツールです。Scopusは世界中の500人以上のユーザーや図書館員の声を反映して企画・開発されました。データベースには4,000以上の出版社の15,000誌を超える査読ジャーナルの書誌・引用情報が搭載されており、学際的な網羅性も確保されています。さらに、Scopusは論文の引用情報だけでなく、ウェブ上の情報や特許情報などもシンプルな画面から検索可能です。フルテキスト論文への直リンク、図書館内のリソースや文献管理プログラムなどのアプリケーションとの連携により、Scopusは他に類を見ないほど速く・簡単かつ広範囲に渡る文献検索ツールとなりました。2007年より、 THE-QS World University RankingsにScopusのカスタムデータが採用されました。Scopusに関する詳細については:http://www.info.scopus.com または日本語サイトhttp://japan.elsevier.com/products/scopus/

【Scopusカスタムデータについて】
Scopusカスタムデータは、研究施設や政府機関を対象にXML形式で提供しているデータです。Scopusのコアデータを期間や研究分野、地理的条件など顧客の要件に応じて切り出したものです。XMLデータを顧客自身のデータベースに取り込んで詳細な検索や分析を実行することにより、独自のレポートの作成が可能となります。Scopusカスタムデータは、十分な情報に基づいた公平な資源配分や政策決定を支援します。

【エルゼビアについて】
エルゼビアは科学・技術・医学関連情報の製品およびサービスを専門とする、世界有数の学術出版社です。電子商品としてScienceDirect(サイエンス・ダイレクト)、Scopus、MD Consult、書誌データベース、オンラインレファレンスワークなどを提供するほか、科学・医療コミュニティーとグローバルに連携して年間2,000誌以上のジャーナルと1,900冊以上のブックを発行しています。
エルゼビア(http://www.elsevier.com)は、オランダのアムステルダムに本社を置き、世界各地に70箇所以上の支社と社員7,000名を抱えるグローバル企業です。エルゼビアは、世界でもトップクラスの出版社かつ情報プロバイダーのリード・エルゼビア・グループ(Reed Elsevier Group plc)の傘下企業です。科学・医学・法律・教育・BtoB部門を持つリード・エルゼビア・グループは、ユーザーに高品質で柔軟な情報ソリューションを提供しており、オンラインサービスも積極的に展開しています。リード・エルゼビア・グループのティッカーシンボル(証券コード)は、REN(Euronext Amsterdam)、REL(ロンドン証券取引所)、RUKおよびENL(ニューヨーク証券取引所)です。


【お問い合わせ】
エルゼビア・ジャパン株式会社 マーケティング 神田
Tel.: 03-5561-5034(代表)  03-5561-5069(直通)
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